エモの名は。

エモの墓場

港区女子!丸の内にゃんにゃんOL!! 東京カレンダーで無限に笑えるからみんな読んで

東京カレンダー。通称東カレ。

港区おじさん」「丸の内にゃんにゃんOL」などのパワーワードを提供し、2015年には港区OL「綾」の一代記がブームになりました。結果、Amazon Prime水川あさみドラマ化までされちゃったりなんかして定期的に我々に面白情報を伝えてくれるあの媒体です。

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もはや文学と言っていいかもしれない『東京女子図鑑』

https://tokyo-calendar.jp/story/2365

最近は主にWEB媒体側でネタ化が激しかった印象だったのですが、もともとは東京のハイソ()でラグジュアリー()なカルチャー()をレストランを通して紹介してくれるグルメ雑誌です。

病院の待合室に謎に10冊ほど置いてあったために暇つぶしに読んだら、斜め上方向にめっちゃ面白かったのでみんな読んでみて欲しいよ!!!ちなみにAmazon Unlimitedに大量に出ています!!!

港区おじさん」系のコンテンツを作り「東京カレンダー=港区のしゃらくさい感じ」を浸透させたのは某靴のランクが女のランク発言で燃えたあの人です。

papapico.hatenablog.com

こしゃくなハイスペTOKYOムーブと匂わせがすごい

待合室で読み始めて即とりこ☆だったんですけど、理由が大きく3つあります。

  1. 東京キラキラ界隈アピールが絶妙に笑える
  2. 所属やスペックの匂わせがすごくて特定が唸る
  3. 小ばかにできる隙がありながらも絶妙に現実味がある

どーゆーこと!?ってなると思うので、秒速で雑誌版東京カレンダーに夢中にしてくれた「東京カレンダー 丸の内の真実 (2017年11月号)」でご説明しましょう。

東京カレンダー 2017年 11月号 [雑誌]

東京カレンダー 2017年 11月号 [雑誌]

 

最初に出てくるのは「丸の内の総合商社勤務、33歳の独身 3M男子。ちなみに3M男子とは「丸の内で メジャーに モテる」の略。

丸の内で メジャーに モテる

これで3M男子って考えた人、天才じゃない!?

その3M男子のプロフィールがこれ。太字は何かしらの小言を言いたくなるポイントです。

広島出身の33歳。一橋大学卒業後大手総合商社に就職。20代後半の2年をNY駐在員として過ごす。趣味は筋トレとサッカー彼女いない歴3年だが、彼女候補は多々存在している。代々木上原在住。好きな食べ物は焼き肉。

ほとんど太字になった。

いやー、地方出身で一橋。完全にこいつは社会人デビューだな、と思わせる経歴。

お遊び開始が遅かったからか、物産勤務なのに33歳独身で「特定の彼女は何年もいないがそろそろ身を固めたい」とかポエムっている。完全に地雷。だって商社の結婚早いからね!?
しかも出た!代々木上原最近の東カレは港区からの代々木上原推しが激しくてウザい。いや確かに千代田線で一本でいけるし絶妙に勤務地から離れているからプライベートも確保できるって寸法だろうけど!!!てゆーか物産って最寄大手町じゃん!?丸の内じゃなくない!?それは大手町じゃないの!?!?!?!

と、開始1分、プロフィールだけでずっとツッコミ続けられます。なぜ丸の内勤務の総合商社という情報だけで、商事じゃなくて物産だと特定可能かというと、このあとのページでこんなポエムが出てくるからです。

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ランチタイムの偶然の遭遇はそんなないだろ。

画像を良く見ると「セラフィーナニューヨークが会社の向かい」という匂わせが出てくるので、パレスの向かいの物産なんだね・・・ということがわかるという寸法です。

東カレにおいて商社マンは絶対王者なので無限に登場しますが、「不特定多数の女がいるが彼女はつくらずしかし結婚を考えなきゃな」的ステータス持ちです。

この人は銀座編に出てきます。

東京カレンダー 2018年 2月号 [雑誌]

東京カレンダー 2018年 2月号 [雑誌]

 

もう少し年齢層が低いと、もっとイキっていて「モデル、CA、秘書。ステータスが高くてキレイな女は抱くだけ抱いた」くらいの勢いで遊んでいます。 

次に丸の内バリキャリ女子版も見てみましょう

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男は不特定多数の彼女がいる設定なのに、女子は「婚期を逃した」と辛辣な表現

こちらのプロフィールは以下。

福岡県出身の34歳。高校時代に米国へ留学経験あり。上智大学卒業後、外資製薬会社へ就職。31歳でいま勤める外資コンサルティング会社へ転職。この4月に所属する部署が丸の内の新オフィスへ移転。現在、月島在住

なんていうか「あー」という謎の納得感がありますね。いそう。

さて、丸の内の外資コンサルティング会社はデロイト・トーマツコンサルティングPwCコンサルティングの2社のはず・・・というわけで特定をしたい。プロフからの匂わせはオフィス移転情報ですが、これだけだとさすがに私はわからないな~。

というわけで次のページに進むとありましたよ!匂わせ情報が!

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ちなみにこのバリキャリ、31歳で製薬会社から転職して3年でマネージャー昇進というなかなかの敏腕っぷりを見せています。社内恋愛の彼氏と破局して現在はフリー。ランニングをしながら元彼を思い出すあたり、3M男子とはだいぶニュアンスが違います。

それは置いておいて、どの会社かを特定するヒントは役職のタイトルです。コンサル会社は階級の考え方は業界でほぼ同一ですが、マネージャー以下のタイトルの名称が各社によって若干異なるはず・・・・・・。

っというわけで「シニアアソシエイト」の名称でgoogle先生に聞いてみる!よし、わかった!PwCだなお前!!!

みたいなことを無限にできて超楽しい。

そして女子の分断。丸の内にゃんにゃんOLという生き方

この丸の内特集、バリキャリの悲哀の後に金融一般職をモデルにした「男を使って上昇婚をしたい」女というキャラクタで、「丸の内にゃんにゃんOL」の華麗な日常を描いてくれます。丸の内にゃんにゃんOLて。パワーがありすぎて、3M男子と丸の内にゃんにゃんOLに挟まれた「丸の内バリキャリ女子」なんて非常に普通なネーミングとキャラクタなPwCの彼女がかわいそうでしょ!?

にゃんにゃんOLが最後に「TOKIAにオフィスが入ってる外資系金融」にきゅんきゅんしています。どこだっけ?と思っていたらTwitterJPモルガンだと教えてもらいました!!!ありがとうTwitter!!!

あとは最初に職場でナンパしてきた男はSMBC日興か大和で、まぁSMBCじゃね?って感じ???とかね、そんな感じ。 

港区の住人、特に港区女子の自意識の描写は天下一品 

そんでもって、東京カレンダーと言えば港区なんじゃないの!?という港区特集。港区おじさん、自称モデル、起業家成金、PRキラキラ女子という属性で港区のお店を紹介するという回で「うけるwww」以外の感情をなくしました。

東京カレンダー 2018年 1月号 [雑誌]

東京カレンダー 2018年 1月号 [雑誌]

 

こんだけイキった見開きのページでこの煽りなのに、「自称モデル女子」で小馬鹿にしてくるの、意地がめっちゃ悪くない!?シャンパンは女の価値とのたまい、シャンパンを飲んだ後のオーダーが「重めの赤」のオーパスって酒を楽しんでるのではなく、泡とオーパスって言いたいだけだろ感がすごい。「お決まりルーティーン」が決まるかだけを気にしている様は恋愛工学性を思い出します。さすが。

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オーパスワンを「オーパス」とか言っちゃう女子は「泡」って言うと思う。

もちろん、エピソードの中にはマウンティング&自分上げが満載。ハイアットにあるマデュロに入るエレベータで迷う女を、「マデュロへの行き方に戸惑うビギナー」とばっさり。

「自分にもそんな時期もあったわね、思えば遠くにきたわね・・・・・・」的なポエムが長々と書いてあります。どうでもいい。この人も地方出身という設定です。

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いい女の証のシャンパンという概念、バブリー・・・!

港区女子」を「若さとなんちゃって芸能界に片足つっこんだ、見た目だけが取り得の女」として描くのも東京カレンダーはお好きなようで、「自称モデル」などと小さな揶揄を入れてくるし、モデルとして大成せずにヨガインストラクターになって代々木上原でほっこりする的なストーリーを流し込んでくる。

東京女子図鑑の綾も最後は代々木上原に流れ着いたし、なんなの。東カレ的につくりたい流れなんなの。

代々木上原をなんだと思っているんだ問題

東京カレンダー2018年10月号

東京カレンダー2018年10月号

 

丸の内総合商社マンの住んでいる駅として挟んできた代々木上原の特集でも「港区女子」が出てきて、「港区より代々木上原!(なんで区名と駅名なんだ)」的なページが続く。比較がApple to Appleじゃないとコンサル様に怒られるよ! 

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港区ギラギラから上原のゆったりハイセンスが粋!みたいな感じの特集

 

「元モデルでヨガ講師、ねぇ」

 

こんなに嫌味な一言ってある!?って感じで、人をランク付けして値踏みするねちょっとしている人の集合地として港区フレーバーを撒き散らして、「センスでいったら代々木上原」とか言われても、はぁ・・・。としかいえない。

いや、港区でも上原でもいいんじゃないですかね。君たちの性根が腐っているってだけなので、移動されると腐界が広がっちゃうじゃない。焼き尽くせ!

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だいぶ辛辣

こんな感じで港区女子」はシャンパンで始まり、丸の内の総合商社の男の「彼女候補の一人」としてデートをしながら、港区おじさんシャンパンとオーパスワンを与えられる生活をしたのち、加齢と共に下がる自分の価値や「モデル(だけど仕事は少ない)」的なギャップに苦しんで代々木上原にたどり着く・・・・・・というのが東京カレンダー的価値観なことがわかってきました。

なんだろう、こっちくんな!こっちみんな!みたいな気持ちになりますね。

唐突に挟まれるBL

そんな男女のギラギラばっかりかと思うと、ある時突然「BLでは?」みたいなシーンも挟まれます。このあと男2人で行く店と、この同期同士の破顔笑顔でのツーショットが続きます。BLでは?

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いやこれBLだろ!と叫んだ。

結論:さまざまなパワーを感じる

紹介した2つの号がめちゃくちゃパワーがあったので絶対に見て欲しいのですが、10冊ががっと目を通した結果、すすめリストは以下。

1位:丸の内の真実(2017年11月)
2位:港区の憂鬱(2018年1月)
3位:私たち世代の銀座(2018年2月)
4位:続・丸の内(2018年11月)
5位:センスでいったら代々木上原(2018年10月)

3位以下は絶妙にイラつけるのと、やんややんや言うネタをちりばめてくれている感じです。

ちなみに普通にレストレン雑誌的に特集している号と、取り上げたようにパワー溢れる登場人物が物語りを繰り広げている号にだいぶギャップがあります。

渋谷特集は普通に使える感じでした。渋谷も広い&そこそこ大人な店を押さえておくと使い勝手がいいので。あと新宿ね。渋谷新宿、ちゃんとした店もあるけどチョイスが難しいので、その辺はちゃんと特集してくれているっぽい。そりゃそうか。 

東京カレンダー 2017年 12月号 [雑誌]

東京カレンダー 2017年 12月号 [雑誌]

 

自分の知っている街特集だとずっとなんだかんだと突っ込みを入れられますが、自分一人だと面白さが暴走するのでわかるあいてと広げながら酒のつまみにするのが最高に楽しいと思います。

以上です。

 

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