コロナで全国的に緊急事態宣言が出されました。
とてもじゃないけれど、5月までに終息は難しいでしょうね?という現状。
コストコに人が殺到しているとか・・・マジ?怖くないの!?
私も3月から原則リモート(テレワーク/在宅勤務)、を実施しているわけですが、全体的な導入率は高いとはいえません。
テレワーク導入企業は全体では2割以下
総務省「平成27年通信利用動向調査」でのテレワーク導入企業の割合は、16.2%に留まっています。ただし、企業規模が資本金50億円以上の企業に限ると4割強まで割合があがります。
資本金50億円以上で導入している企業の割合が4割を上回っており、資本金1億円未満の企業では平均で10%前後で推移しています。
日本の会社の99%は中小企業なので、基本的には資本や体力のある大企業や、TECHドリブンなスタートアップなどで進んでいる形と考えるのが適切でしょう。
周囲の友人は似た属性、TwitterはSNS特性からもビジネス利用者はリモート利用者が多いような印象を受けます。もちろん、この状況なのでどんどん変わっていくかと思いますが、リモートができていることには感謝しなくてはならない・・・。
だけど、自分の恵まれている点に感謝するのと、この状況でつらいという話は両立するのだ!
ずっと在宅がつらいのは、仕事がプライベートに侵食してくるから
10数年、リモート勤務がある状況で仕事をしているのですが、「ずっとおうち」にいて、家と仕事が物理的にもまったく切り離されないシームレス生活をしていると地味なストレスがたまっていきます。
なんか、時間的な余裕はあるし、移動がない分らくなのだけど、コミュニケーションが限定されて、空間的な切り分けもないまま生活していると、まじで週2の休みだときつくなっている。週中くらいに「仕事から切り離された時間」を確保したくなる。
— ぱぴこ (@inucococo) 2020年4月16日
家は好きなんですけどね!!?
今の状況は「コロナによる非常時」に付随するものなので、=リモートの辛さではないのです。しかし、あんなに「楽」の象徴だったリモート勤務も、強制される形になるとつらいという点で労働はすべからくしんどいということが可視化されたように感じます。
「ずっと在宅」以外にも普段との違いがあります。それは、適した業務やタイミングではなくても、すべてを家で完結させなくてはならないということです。
リモートワークには、向き・不向きの仕事がある
リモートワーク向きの仕事、そうでない仕事はあります。
普段は「向く仕事」に集中するためにリモートを実施するわけですが、今はすべてごちゃ混ぜでやらねばならず、「ずっと家にいるストレス」に加えて「無理やりリモートで業務を継続するストレス」があります。
現場で実施するような仕事(飲食、サービス業、肉体労働系)はもちろんですが、オフィスワークと言われる中にも「向かない仕事」というのは存在します。例えば、普段私がリモートを実施するときは天候不良などの外部要因を除けば、こんな日です。
- インプット作業(ビジプラ考えるとか、資料読んで考え纏めたいとき)
- ドキュメント仕事(主に紙書き)が立て込んでるとき
- 集計作業や分析業務
- MTGが皆無、もしくは対面必須じゃないと判断するMTGしかない日
つまり、「個人で完結する仕事」はリモートに向くと言い換えることができます。
逆に、「多くの人間との確認・調整が必要な仕事」は向かないなーと思っています。対面で話しながら決めていったほうがリモートでやるより100倍早いからです。
<例>
リモートワークに向く仕事=個人で完結する仕事
- ソフトウェア開発
- ドキュメント作成
- 翻訳作業
- データ分析
リモートワークに向かない仕事=人と調整しながら進める仕事
- 営業
- 社内調整やコラボレーション
- 新規事業開発
- 機密秘匿性が高い仕事
「さっと話にいっちゃえば秒で終わる」的な確認作業ってたくさんあります。
そしてリモートをしていると、代替手段はメール・チャット・電話に限定され、かつ「相手がどんな状況かがわからない」ため”さっと話す”機会が奪われます。
じゃあ、海外の人間と仕事をしていたときは?とふと考えたのですが、「そういうもの」だから、無意識に「対面で進める効率」と同様の評価をしていなかったのかも?という気がしています。言語化できてない。
結論:脳みそのメモリ消費が激しい
最初に乗せたツイートでも呟いていたように、移動時間などを考えると時間拘束的には自由時間が増えているのですが、「向かない仕事を処理する」ということで普段よりも脳みそを使う時間は増えているように感じます。
それも、「考える」というよりは、各タスクを処理するための脳みそメモリ消費が激しいためCPU使用率が上がっていてショートする気分です。
私は対面調整&突撃隣の要件確認がノンストレスでできるので、さくっとできる手段を平時よりも手間をかけてやらなきゃいけない(と感じる)からかなとも思います。
この辺は得意領域や業務内容によるので個人差があるよね・・・としか言えないのですが、テクノロジーツールを活用してたらOK★って話でもないよなぁと思いながら、早くても夏くらいまではきっと同じ環境なんだろうな~と思い、自分的最適解を見つけたいと思うしだいです。
●他の人の方法論など