ブルべ・イエベという概念を知って早15年。
2chの「ブルべのページ@wiki」にお世話になること10数年。
なのに、結局プロ診断デビューは2018年になりました。
平成最後のカラー診断(言いたいだけ)
イエベ × ブルべ × 骨格診断!
現在、大流行中のパーソナルカラー&骨格診断。わからない人はぐぐってねって感じですが、簡単に言うとHUNTER×HUNTERの念能力の系統みたいなもんです。
自分に合った系統の能力を使えば威力倍増、苦手なものを使うと威力半減みたいな。
そんなパーソナルカラーおよび骨格診断は、少し前は主にコスメマニア間で登場することの多い概念でしたが、現在は各化粧品会社や各女性誌で「イエベ」「ブルべ」「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル(ミックス)」と、色別、骨格別の特集が多々組まれており、概念としてはだいぶ一般浸透した様子。
Oggi.jpの骨格診断+肌色によるコーディネート提案記事はなかなか見応えがあります。
そうなってくると「自分のパターンはどれだ?」ということをよりはっきりと知りたくなりました。ですが、「行きたい」という気持ちだけはあったものの、いざ行くとなると
「どのサロンがいいの?」
「16パターン診断*1 したいけど、高い」
「なんかスピ入ってるところはちょっと…」
などと迷いが生じまくり、結局選べずに寝かせること2~3年。今回、そこにいる喪女さん(id:sknir)に紹介いただいたサロンに足を運んできました。サロン情報と受信時のポイントは下記のnoteにまとめてあります。
結論から言うと、行ってよかった!
長年の個人DBに蓄積された「これは似合う」「なんか違う」が、第三者の客観的視点&理論だって説明されて、めっちゃすっきりー!クリアになったー!
診断結果はブルべ冬、骨格ストレート
自己認識「たぶんブルべ」だったのですが、ゴールドやブラウンが壊滅的にNGというわけでもなく、サーモンピンクなどは血色がよく見え、似合う色などの点もあり「もしかして春なのかな?とりあえず彩度が高い色は得意、濁るのは苦手っぽい」という認識で生きていたのですが、診断でも全く同じようなことを言われておもしろかったです。
最初は、ファンデーションの色味確認をするときに使うよな肌色プラを使っての肌色の診断を受け、大まかな分類を確認した後ドレープをあてていく形で診断は進みました。(ちなみにちゃんと見ていただきたかったこともあり、眉毛だけかいて日焼け止め+粉のほぼどすっぴんで向かいました。結果としてよかったと思う)
肌から見えるイエベ、ブルべの確認、また自然光で目の色を確認、触っての髪質の確認などを経て、ドレープあてに入りました。肌・瞳・髪へのコメントは以下。
- 肌色はピンク系、明るめの肌色で透明感を感じる。
- 肌は圧倒的にツヤ肌系、マットさは0。
- 髪の毛はツヤツヤ系、細くてやわらかい。地毛の色はブラックだが真っ黒ではなく、少しグレーっぽいニュアンス。赤味もある(美容師さんから言われることとも一致していた)
- 瞳はブラックではなく、ブラウン。ただし黄味ではなく赤味の紅茶っぽいブラウン。目の縁が黒く、中の色が縁よりは薄いため、はっきりして見える。
ドレープを当てる前のざっくり要素わけでは「秋はないのはすぐわかりますが、春・夏・冬はどれもいけそうな要素があってわかりにくいですね~」と言われました。私も…私もそう思います!って感じだったので当ててみて何がでるか楽しみ~~~~~って感じでした。
自己診断は「たぶんブルべ」程度で、秋だけは絶対に違うことはわかってたけど「冬…?」「夏…」「ワンちゃん春…?」みたいな感じだったのですが、ドレープあててく中で「あーやっぱ冬だね!」みたいなことはわかっていって面白かった。私は高彩度中明度が得意で、明るすぎ、暗すぎは不得意なため→
— ぱぴこ (@inucococo) 2018年12月8日
→その辺の色味であれば春(彩度高)もいけるねーっていうのもわかった。昔からからし色!あずき色!濃紺!みたいな「日本色」っぽい濁りの色が本当にだめで、彩度高けりゃなんとかなる、みたいな感じだったのですが、なるほどーなるほどー!って感じだった。
— ぱぴこ (@inucococo) 2018年12月8日
実際にドレープを当てるとわかる~~~~~~
暖色系から当てていきましたが、ピンクは春・夏・冬のどれも馴染みました。春色のサーモンピンクもいける。「ピンクは全般似合いますね~」とのことで、「似合う中でもこれかな?」という形でした。自分で見ててもあまりピンとはこない感じで、明確には出ませんでした。
赤も、夏のスイカ赤や、春のトマト赤もいける感じ。とはいえ、ピンクほど曖昧ではなく、やはり冬色のいちご色や、ローズ赤のほうが似合いました。個人的にも朱色赤はあまり得意でないことはわかっていたので、やっぱりかーという感じ。
ただ、ブルべ赤でもあまり濃い色にしてしまうと「やりすぎ」感がでてくることがわかり、この辺で「彩度高め、中濃度」あたりの色が得意であることが見えてきました。
ものすごくNG色が多かったのがグリーン。この辺ではもう「イエベはないね」という感じで、冬か夏かの確認作業に入りだしていました。エメラルド・ターコイズなどの少しでも黄味が入った色は「違う…」感がすごく、ブルべ色でもダメ。明度を落としたTHE冬~なグリーンであればいけました。もみの木色とかがいいみたい。好きな色だったのでうれしい。でもグリーンは基本は「苦手」な分野の色でした。似合わないものって本当に似合わないから笑えます。
夏か冬かの判定を進めていくと、夏のグレーを混ぜたようなニュアンスカラーや、「パステル」っぽい白を混ぜた色味は私に当てると、肌色が悪くはならいものの、印象がぼけるなぁということがわかってきました。
特別NGだったのがラベンダー色。
自分で服を着ても「なんかヤボったくてダサく見える…」と思っていた色味だったので、なるほど納得。冬の人間は基本的にはパキっとした色味のほうが顔の印象がはっきりしてハマるので、明るい色はダメではないけど、私の場合は「色」を感じるものをちゃんと着たほうがイメージにもあってよいのでは、ということでした。
似合う色、として入ったのがレモンイエロー。ブルべが苦手といわれる「黄色」ですが、レモンイエローのぱきっとした黄色は我ながら似合っていました。レモンイエローのコートとワンピース、滅茶苦茶にあってる(自画自賛)なのもうなずける結果となりました。
ベースカラーの白・黒・グレーは問題なくいける。ゴールドとシルバーだとやはりシルバー。アイシーカラーは超似合うわけでもないけど、ふつうにいけるねって感じ。写真の銀シールの位置を見てもわかるように、本当に中くらいの濃さの色が得意であることがわかります。
持っているコスメも判定してもらったよ
手持ちのコスメを持って行ってみてもらった結果、ブルべ冬向けの色はこんな感じ(粉とか拭いてなくてごめんなさい)
20点くらい持ってった中でぱっと見OKだったのがこの6点。
後列左から時計回りに商品名以下。太字は冬色太鼓判のもの。
- benefitウォーターチークローズ
- INTEGRATE アクセントカラーアイズCC BL692
- YSL ブラッシュヴォリプテ 5
- Dior ルージュブラッシュ 361
- CHANEL レキャトルオンブル 31
- Dior ショウモノ 240
写真には写ってませんが、ルージュココシャイン61も冬色大勝利!とのことでした。
まぁでも絶賛された神のチークとシャドウは廃版なんだよね。ハハっ。
「神色…!」と思うものは神色でしたので、今後も色選びをがんばろうと思いました。外資系ブランドのほうが冬が得意な色は多いものの、昔はブルべ色を多々扱っていたおシャネル様が最近イエベ秋~~~~~~って色に振り切れているので当分Diorさまにお世話になることになりそうです。春夏限定のカプリとか、リニューアル後のレキャトルオンブルとか、苦手な色味と質感ばっかりです。
YSLチークもリニューアル後は似た色味はなく、Diorの475ローズカプリスが似てそうな感じだったのでTUしたいなと思っています。
あとは、色展開としてはshu uemuraを進められましたが、私は「マット絶対ダメ族」なので、シュウとの相性は超イマイチ。各ブランドで探していくしかなさそうです。
ちなみに2週間以内に今回のレポートをまとめて郵送いただけるそうで、楽しみです。
自分が「冬」だと思わなかった理由は「黒髪がNG」だから
「冬」というと「黒髪が似合う」という要素はイメージとして強く、本当に黒髪が似合わず、暗めの色も過去大失敗した(トーン12くらいのレッド系)ことのある私はこの一点の強固なイメージから、自分が「冬」という感覚は持てないでいました。友人に「冬だろうなー」という子がいますが、やはり黒髪がとっても似合っていました。
また、自分自身が好きな色が「冬色」が多いため、願望が入った結果を出してしまいそうだなと思っており、その点でも自己診断で判定するのはやはり難しい。
色も骨格も「ぱっとわかる」タイプではなく、割と探り探りでドレープあてながらここか?ここか?ここか!みたいな感じで絞っていった感じだったので、これは自己診断無理だなーって思いました。
— ぱぴこ (@inucococo) 2018年12月8日
自己診断、やっぱり「自分がこうなりたい」「このへんの色が好き」みたいな意識が入り込んだり、診断で分けるために簡易的にしているので、ぱっきり分かれる民のほうが少ないはずなので、本当に「指標」にしかならないなーと思いました。私が自己診断ブルべ冬と名乗らなかったのは、それもある。
— ぱぴこ (@inucococo) 2018年12月8日
今回、実際に診断を受けてみて、この辺もクリアになってよかった
- 暗い色が苦手のため髪色はレベル10~8程度の明るさがよい
- 色味はアッシュ、ピンク、レッド。イエローオレンジはNG。グリーンはマットにしてしまうとNG。ツヤを意識すればOK。
- 髪は瞳の色と合わせるのが一番その人にハマる。私の場合は紅茶色がよい。
などなど…。
基本的に普段はローズ系に色を入れていたのですが(ラズベリーっぽい色を入れると、とにかく肌がきれいに見えるから)、やはりかー!という感じ。
とにかく今までぼんやり「この辺は得意…苦手…なぜ…」みたいに思っていたことを、ひとつひとつ説明していただけるので気持ちよくなれます。
骨格はストレートながら、逆要素も多々
カラーについてすでに4000字使っちゃったんですが、骨格もささっと。
骨格については自己診断が「まじでわからねぇ」という感じで、自己診断は「ナチュラル」だったんですね。まぁ骨格しっかりしてるし…?みたいな感じで。
友人に「THEウェーブ」みたいな人がいて、それを見るとウェーブも違いそう、「ストレート」もストレートで得意とされるカチっとしたワードローブは苦手ではないけど、ちょっといかつく見える…?というきらいがあり、消去表ナチュラルでした。
が、診断した結果ナチュラルの要素はなかった…。
で、ストレート診断だったものの、逆要素も多々あり、完全に寄せる必要もないのかなぁという感じがしました。
骨格は診断ストレートなんだけど、「首が長い、鎖骨出てる骨細い、上半身に厚みはない」みたいな逆の要素も多くて「THEストレート」って感じではなかったので、ががっとワードローブ変更するようなことはなさそう。
— ぱぴこ (@inucococo) 2018年12月8日
骨格も意識しながら(やはりチャンキーヒールはだめ、ウェッジソールもどーんとしているのは苦手、ロングブーツよりヒールのがいい)、でもどちらかというと色!みたいな方で組んでいくのが好みにもハマるしよさそう。
— ぱぴこ (@inucococo) 2018年12月8日
ただ、「ロングブーツがあんまりきれいに見えないな」問題は今回のストレート診断でなるほどー!となったのでこの辺は納得感。
ストレートも冬も「はっきりした大柄」「おおぶりのアクセサリー」が得意な部類なので、今後も意識していこうと思います!
結論:プロに見てもらうのは最高。
私は基本的に「プロに任せよう」思想なのですが、プロの目線で整理してもらえると一気に理解が進んで気持ちがよかった。長年「うーん」と思っていたものがクリアになるし、年末に向けて「なんか似合わない気がする」といった目線の服をばんばん捨てられるかなって思っています。
特に「ブルべ色」と言われていた「ラベンダー」が似合わないのは気のせいじゃない!というのがわかっただけでももう十分です。はーよかった。
親がパーソナルカラー診断やってた(今は第一線を離れた)なんだが、今また流行ってるよーという話をしたところ「当時、業界大物3名の診断を勉強のためにうけたが、全員言うことが違った。わかりやすい人とわかりにくい人はいるので、あまり囚われすぎないで好きな色を選べば良い」と言われた。本質。
— ぱぴこ (@inucococo) 2018年12月4日
最近パーソナルカラーが流行はある種の占いみたいなもんだと思ってるのですが、気になるし知りたいし楽しいけど、こだわりすぎると本質を見失うよね。
— ぱぴこ (@inucococo) 2018年12月4日
とはいえ、「よりきれいに、ハマる色を」というコンセプトを忘れずに、着たいものを着るという意識ではいたいと思っています。
結局のところ、大きな4パターンで分けたなかでも得意な色・苦手な色はあるので、その要素を分解しながら見ていただけるのは非常にありがたいです。
実際に16パターンに分けてのパーソナルカラー診断もありますが、名称ある・なしに限らず、おそらく似たような診断にはなるのかな、と思っています。
noteはじめました
私のクレカが火を噴くときに更新される予定の月額マガジン。Twitterやブログよりも、行ったお店、買ったお店の記載などなどの詳細情報を書いています。課金を鍵扱いで綴るちょっとディープな日記的な立ち位置です。インターネット古参は、情報をフルオープンにすることに抵抗があるんだ。
パーソナルカラー診断をうけたサロンや金額、受けるにあたっての留意点など、ブログ記事よりもより「実際に診断を受けるための準備」という点にフォーカスしています。単品購入もできますが、マガジンに含まれているので5月中に購入すると全部見れます。
その他参考資料
骨格診断×パーソナルカラー 本当に似合う服に出会える魔法のルール [この夏は似合う服に出会おうシリーズ]
- 作者: 二神弓子
- 出版社/メーカー: 西東社
- 発売日: 2017/03/08
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
自己診断用で買って全然わからなくて放置していましたが、今回診断を受けてから見直すと「なるほどー!」と思うところが多く、面白かったです。
昔からこーゆー色味パレットは大好きでしたが、今後それに拍車がかかりそうです…。
冬人口は少ないそうなので、まぁそりゃ人気がでなくて廃盤にもなるよね…っていう気持ちになっている。
最近のコスメ界隈はディープな秋色がトレンドに見えるので、いいなぁ…って思いながら見ています。キャラメル色とかココア色のメイク、こっくりしていてかわいい…。
冬メイクの多くは色味が強いので「色としてははまるけど、人として終わってる」みたいなメイク提案が多くて、なかなか難しいですね。
黒い口紅が似合うのはリアーナだけではないだろうか。下手すると青!赤!のバブルメイクになるし…。これからもいろいろ探していこうと思います。
2019年夏コレが冬の民大歓喜の最高の青ラメフィーバーだよという話し。